2013年7月30日火曜日

ご近所様の園芸シリーズ 30

近くの郵便局の植栽です。いつも綺麗で、なかなかのセンス。
と思ったら、道向かいのおしゃれな植木屋さん?の看板が立っていました。管理を委託しているのかもしれませんね。

写真は2013年7月27日に横浜市栄区で撮りました。



2013年7月29日月曜日

ベランダキュウリ続報

本年の緑のカーテンはキュウリ。品種は「フリーダム」

この品種は非常に作り易くて、うどんこ病が発生しないし、家庭菜園には最適だと思います。
果実の特徴は、ツルンとした表皮でイボ(とげ)が無いこと。

キュウリは単為結果性という性質を持っていて、受粉しなくても実が大きくなってくれるので、高層階など蜂が来ないような場所でも栽培可能です。

非常に水を好むので、水を切らさないようにすることと、20ℓ位の土に1株植えること、子蔓、孫蔓は葉っぱ2枚を残してピンチすること、2週に一回くらい化成肥料をやることを守れば、どんどん採れて楽しいものです。

今年は2株作っているのですが、毎日4本づつ採れて食べきれないくらいです(笑)

写真は2013年7月27日に横浜市栄区で撮りました。


ナスとキュウリでジャングルに…



収穫時期です



2013年7月28日日曜日

この時期に花が咲きます キンカン

ミカン科キンカン属の常緑低木 キンカン

Fortunella spp.

いわゆる柑橘類はミカン属、キンカン属、カラタチ属で構成されていますが、そのうちのキンカン属には6種(4種という説も)が属します。カラタチは基本的に接ぎ木に使ったりはしますが実はとらないと思いますので、キンカン以外の柑橘類は全てミカン属に属するということですね。

宮崎県のキンカンに「たまたま」というブランドがあり、これは凄まじく旨いので、お店で見かけたら試してみてください。このキンカンはネイハキンカン(Furtunella crassifolia)を使っているようです。

2013年7月20日に横浜市栄区で撮りました。


実が残っていなかったら、解らなかったかも…



花はとても良い香りです

2013年7月27日土曜日

昨年より綺麗です ボタンクサギ

中国原産の落葉低木 ボタンクサギ

Clerodendrum bungei

クマツヅラ科クサギ属の丈夫な木です。

在来種のクサギと同じように、葉をちぎると異臭がするようですが、なんとなく嫌なので挑戦していません。花はいかにもクマツヅラ科の花で、造りがランタナやクサギ、ヒメイワダレソウなんかと似ています。なかなか綺麗な花で、香りも良いのですよ。
この株は昨年も咲いていて、アップロードしましたが今年の方が良く咲いています。

2013年7月20日に横浜市栄区で撮りました。


背丈は1mくらいかな…



いかにもクマツヅラ科という蕾



綺麗だし、香りも良いのです

2013年7月25日木曜日

ご近所様の園芸シリーズ 29

前回は凄いお宅でしたが、今回は日本的なお宅の代表的な例です。
以前も書きましたが、やはり「家の顔」ともいえる玄関周りは大事ですよね。今回の様なお宅はコンパクトなスペースを上手く使ってまとまり感を生み出してます。やっぱりカラーリーフ(コリウス)を使っていますね。

2013年7月20日に横浜市栄区で撮りました。


マーブル調の小物を上手く使ってます



平板、レンガとの取り合わせもナイスです

2013年7月23日火曜日

ネタ枯渇! ズッキーニ

いよいよ暑くなり、先週頑張ったせいもあり、ネタがありません…
仕方がないので八百屋さんの店先で見かけたズッキーニを話題に…

Cucurbita pepo

ウリ科カボチャ属の一年草です。未熟果を食用とします。キュウリに似たやつが多いのですが、こいつはカボチャの仲間。近くの八百屋さんで珍しい丸いズッキーニを売ってました。1個149円(笑)

ちなみに野菜と果物の違いが判りますか?主に一年生の草本からとれるのが野菜、多年生の木本からとれるのが果物です。
この区分では、イチゴやメロンは果物ではなくて野菜に属するのです。なんとなく不思議でしょ?

2013年7月20日に横浜市栄区で撮りました。


珍しい、丸いズッキーニ

2013年7月21日日曜日

食べたらいかんぞう? カンゾウの仲間

ほんとは食べても良いのですが、似た植物には毒性の強いものが多いのであえてダジャレで警告(笑)

園芸的にはヘメロカリスと呼ばれる一群です。横浜で多く見られるのは一重咲きのノカンゾウ(Hemerocallis fulva var.kwanso)と八重咲のヤブカンゾウ(Hemerocallis fulva var.longituba)です。

学名見ても解るように、中国原産のホンカンゾウ(Hemerocallis fulva)を母種とする極めて近縁な種類のようです。

春に出てくる葉っぱは茹でて酢味噌和えに、蕾は乾燥させると「金針菜」という中華料理に使われる食材となります。

時期は若干違うものの、毒性の強いヒガンバナの仲間に似ていないこともないので、採取には注意が必要です。専門家と一緒に採取するのが安心ですね。

写真は2013年7月13日に横浜市栄区で撮りました。


ノカンゾウ 一重咲きです



ヤブカンゾウ(もしかしたら園芸種)八重咲です



草姿はどちらもこんな感じ



2013年7月20日土曜日

炎のユリ グロリオサ

最近は切り花でも良く見かけます。ユリ(イヌサフラン)科グロリオサ属 グロリオサ

Gloriosa sp.

熱帯アジアやアフリカを原産とする球根植物です。横浜では春に植え付けて花を楽しんだら、秋に室内にいれてやれば、球根の状態で越冬可能です。ユリの仲間では珍しく、葉っぱの先の巻きひげで周囲に巻き付いて伸びていきます。

これもいかにも夏らしい色彩と、形で素敵な花ですが、毒性が強いので誤食にはご用心を。

写真は2013年7月13日に横浜市栄区で撮りました。


こちらは毎年上手に栽培されてます



熱帯の感じですね!

どこの都? ミヤコグサ

マメ科ミヤコグサ属の多年草 ミヤコグサ

Lotus japonicus

名前の由来は例によって諸説あるのですが、奈良とか京都とかの都に多く見られたからと言われております。

荒れ地で他の植物が好まぬ様な所に生えることが多く、道端で良く見かけます。匍匐性で背が低いので、写真を撮るのには這いつくばったり、しゃがんだりするので、道端では人目が気になります(笑)。いかにもマメ科らしい黄色い花はなかなか綺麗なのですが…

そっくりなセイヨウミヤコグサというやつは、牧草や植生用に種子が売られていて、英名は「バーズフットトレフォイル」と言います。

写真は2013年7月13日に横浜市栄区で撮りました。


道端でそそくさと写真撮ったので、あまり芳しからぬ写真となりました…



花は二つが対になることが多いようです

2013年7月19日金曜日

炎天下の花  ガザニア

南アフリカ原産の多年草 ガザニア

Gazania rigens

ここ横浜では越冬して、何年も花を咲かせます。

こいつは、丈夫で乾燥に強くてしかも四季咲き性もあり、とても重宝な花壇材です。道路の中央分離帯や、街中の植栽にも良く利用されます。

弱点は、曇りの時は花が開かない事。あとは、その強烈な色彩から夏場に見ると余計暑さが身に染みることでしょうか(笑)

写真は2013年7月13日に横浜市栄区で撮りました。


草丈低めで手入れいらず



眼を射る色彩



模様も独特



こいつは少しソフトな色



良く見る色です



暑くないのかバッタさん



暑いなぁ…

2013年7月18日木曜日

ご近所様の園芸シリーズ 28

家の周りをうろうろしていると、「何故、今まで気づかなかったのだろう?」という光景に出くわすことがあります。きっと取材ルート(散歩ルート)が固定化しているのですね。

今回のお宅もそんな感じでした。家の外観とマッチした植栽が素晴らしい。もしかして、植栽イメージが先にあって、それに合わせて家を作ったのでは?というほどです。

写真は2013年7月13日に横浜市栄区で撮りました。


統一感が凄い!



蔓物の使い方も完璧!



色合い完璧!



手入れ完璧!



グラジオラスとルドベキア



ここは本当に日本でしょうか?



恐らくこぼれダネからの三尺バーベナ



植物も味方してます!

2013年7月17日水曜日

忘れちゃいけません! スカシユリ

7月15日は、真鶴半島までサイクリングに出かけました。
その途中に咲いていたのがこれ、スカシユリ

Lilium maclatum

山の中に生える変種もあるようですが、やはり海岸沿いのイメージです。
上を向いて咲き、花弁と花弁の間に隙間があるので「透かし百合」

ヤマユリやササユリ、オニユリなどをアップしてこいつを忘れていると、バチが当たります(笑)


海岸沿いの崖などに多く見られます



iPhone写真なのでイマイチかな(笑)


600回! 原点の野草で! アキノタムラソウ

このブログも、約二年で600回を迎えることができました。ご覧いただいている皆様、有難うございます。

600回目は、小学校のころから好きだった野草系です(笑)

シソ科アキギリ属の多年草 アキノタムラソウ

Salvia japonica

学名は「日本のサルビア」くらいの意味だと思います。明るい林床などで7月~11月にかけて、爽やかな紫色の花をつけます。

実は神奈川県にはそっくりな、ナツノタムラソウというのも分布していて、こちらは6月~8月が開花期。今回もあまり自信がないのですが、目出度い学名から、アキノタムラソウとしておきましょう(笑)

久しぶりに林床に入り、蚊に喰われながら写真を撮ったのですが、非常に美しい花で驚きました。葉も羽状複葉で繊細。良い花です。

写真は2013年7月13日に横浜市栄区で撮りました。


スッキリとした草姿です



確かにサルビアだ!



アキでしょうか?ナツでしょうか?



繊細な羽状複葉

2013年7月16日火曜日

夏の朱色 オニユリ

自宅そばの草原や道端に最近増えてます オニユリ

Lillium lancifolium

日本全国に自生がある球根植物です。
紀元前に中国から渡来したという説もありますが、はっきりとは解らないようです。
こいつは、前回のヤマユリとは違い、草原の様な場所を好むユリです。ヤマユリと比べると小輪ですが、キリッとした立ち姿と、鮮烈な色彩で目立ちます。残念ながら香りはあまり感じられませんが…

明らかに自宅そばでは個体数が増えているのですが、道路予定地が年間二回程度の草刈りが行われ草原化していることと関連があるような気がします。また、葉の基部に「むかご」をつけて、それで増殖することも一因と思われます。

ちなみに、前回のヤマユリも、今回のオニユリも球根は「ゆりね」として食用可能です。


写真は2013年7月13日に横浜市栄区で撮りました。


桑の木の間から顔を覗かせてます



蕾も多くつけます



目立つ色ですね



アスファルトの隙間から…丈夫な奴



これが「むかご」


2013年7月15日月曜日

日本代表! ヤマユリ

ご存じヤマユリ 日本特産のユリです

Lillium auratum

ほぼ日本全土に自生する球根性植物

こいつは、ユリのなかでも最大級の花をつけて、香りも素晴らしく、しかも丈夫!
私の住んでいる神奈川県の花はヤマユリで、今でもその辺の林のきわに沢山見かけます。

前にも書きましたが、日本は世界でも有数のユリ大国。ササユリ、カノコユリ、ヤマユリ、オニユリ、コオニユリ、スカシユリ、テッポウユリなどが自生しており、どれも大変に美しい花です。
でも、香りの強さではヤマユリが一番かな?今回も写真を撮っている間、ヤマユリの香りに包まれて幸せでした。この強い香りは、やはり野山で味わうのが一番ですね。

写真は2013年7月13日に横浜市栄区で撮りました。


花終わりかけですが、川のほとりで



花が重くて垂れ下がってます



こんな場所に一番多く見られます



豪華絢爛な姿と香り

2013年7月14日日曜日

お茶を濁す 3

やっとお終いの第3回…

団地の同じ棟にお住いの方の盆栽と山野草。
いつも、綺麗にしてあって大したものです。

さて、次回から真面目にやろう…

2013年7月6日に横浜市栄区で撮りました。


空ケースを下において通気性を確保



渋い…



サツキが中心の盆栽です